図書館巡り旅・富山編その①

滑川市立図書館 ・子ども図書館〜
この二つの図書館は富山湾を臨み、公園を挟んで向き合っています。距離にして100メートルくらいでしょうか。間には公園と広い駐車場があります。後ろには立山連峰が迫るのんびりとしたところです。
子ども図書館は交流プラザの2階にあり、上階は深層水を汲み上げている浴場とレストラン。多世代が集まってくる建物です。
それぞれの館長、司書、保育士さんから、2015年に子ども最優先施策として生まれた図書館の歴史と取り組みを伺いました。
地域の特性として、子ども図書館の利用者は殆どが車で来館する親子。小学校高学年から利用が激減するのが課題だそうです。保育士2名と司書が本を入口にして子育て支援に繋ぐのは優秀な専門職あっての取り組みです。さすが富山だと感心しました。
滑川図書館は明るくゆったりとしていて、カフェも図書館が運営しているためリーズナブルです。かつて上階が博物館だったので、とにかくスペースが余っているのが羨ましい。
広いギャラリーの貸し出しは無料。市民が利用してくれると図書館への来館者も増えるので大歓迎と館長さんは言います。
飲食可の休憩スペース、グループ学習室、パソコン持ち込み学習室、個人利用の学習室… 平日の午前中なので利用者はポツポツでしたが、試験前などは全席埋まるとのこと。
そこで、中高生の動線に魅力的な図書コーナーを設けたところ、随分手に取って読んでくれるようになったと、館長さん嬉しそう😊
図書館とは器だけでなく、利用者と職員によって進化するもの。熱意ある館長と職員、そして専門家である優秀な司書の存在が図書館に生命を吹き込むのだと改めて実感しました。
子ども図書館の4階、地元のおばあちゃんたちに混ぜていただいて海を眺めながらランチを頂きました。アワビに甘エビ、鯛に鯵、マグロにハマチ、カジキにイカ…お米もつみれ汁もみんなとっても美味しかったです。