日立記念図書館

途中下車の旅その②
日立駅は海の見える駅(ちょっと長いです💦)
駅前に迫るシビックホールには科学館やコンサートホールと一緒に「日立記念図書館」があります。
この図書館は長年、移動図書館を運営しているのでどうしても来たかったのです。
そのことを伝えたところ、職員の方が「ちょうどもう少しでバスが出発するところです。こっち、こっち!」とバックヤードを通って秘密基地😆まで案内してくださいました。トラックを改造したバスは3人乗り。2-3年前にリニューアルされたピカピカのバスは、車内もとてもいい空間です。
1日4カ所、年間約150日運行していて、約580万円で地元のバス会社に委託しているそうです。移動図書館の蔵書は14万冊。記念図書館の蔵書約45万冊とは別とのこと。地域の図書館まで行けない高齢者や子どもたちのために、少々の雨でも町を巡ります。狛江にもこんなめぐりんバスが走ると素敵ですねー😊
記念図書館は持ち出し禁止の貴重な地域資料や行政資料がたくさん開架されています。本の背表紙を見ているだけで、歴史を感じてわくわくしました。
また、この図書館は開架の配置がとってもいい感じなのです。児童図書とヤングアダルト図書の間に貸し出しカウンターがあるのですが、そのつなぎの空間にビジネス支援のコーナーがあったり、ちょっと奥には日立ならではの日立製作所関連の図書コーナーがあるなど、訪れた人を様々な世界にいざなう仕掛けがあちこちにありました。
高齢の女性がついつい絵本に魅せられ、夢中になって読んでいる後ろ姿、とってもいいなと思いました。