昨年12月の学習会は、いわゆる意見表明権と言われる第12条についてでした。
この条文は「ねえねえ、あのね」という子どもの働きかけに対して「なぁに?」と応答することを保障する条文であることを知り、私は目からウロコたとえ赤ちゃんであっても、身振りや手振りや泣き笑いなどで、外界とコミュニケートする「力」を当たり前の権利と認め、それを受け止める大人の応答責任を求める…それが12条だったのです。そして、こうした応答義務を定める法律は他には存在しないと知り、胸がいっぱいになりました。
1月の学習会もとても活発なやり取りができました。今回は「読んでみよう子どもの権利条約」。主要な条文①差別の禁止(2条)②最善の利益(3条)③生命・成長発達権④意見表明権(12条)を中心に、長い長い前文も含め、みんなで読み解きました。日本ではユニセフのせいで、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利の4つに分類されていることの問題点も見えてきました。
そこで、みんなで12条(意見表明権)の英文を読んでみました。すると、「意見」と訳されている原語は「views」…。「opinion」ではなかったのです12条は子どもたちの見えている景色(views)を共に見るという視点が大事なのだということが分かり、またまた感動してしまいました。
2月18日(土)10時〜は、日本社会が子どもの権利条約をどう受け止めてきたのか。いまだに根強く残る「権利を認めたら子どもがわがままになる説」についてです。「子ども基本法」制定で、狛江市も条例を策定すると決めました。日本は、狛江市は変われるのでしょうか。