泉龍寺の柿の木とまち歩き

朝の読経会のあと、「第10回狛江・自然と触れ合う集い」に参加しました。狛江市内の自然と歴史を訪ね、泉龍寺の東堂さんや地域の方にお話を伺う人気のウォーキングツアーです。
駒井町の四つ角で、籠屋酒店のご主人が「ここは泉龍寺に続く川だったのですよ。こっちが上町の洗い場、あっちが下町の洗い場。うちは下町だったので、あそこで野菜洗ったり洗濯してました」と懐かしそうに東堂さんと話されていました。昭和40年代頃までは町に小川が流れ、水路が張り巡らされていた狛江、緩やかなカーブを描く道や遊歩道が昔の面影を残します。
写真は泉龍寺の境内に明治時代からあった柿の木です。明治時代の境内絵図に描かれているこの柿の木が、先日夜中に音を立てて倒れたそうです。いつ植えられたものか分かりませんが、長い長い時の流れを見つめてきた柿の木。生命を全うした老木の木肌は、ゴツゴツしているけれど、滑らかで柔らかく、温もりが感じられました。
ありがとう、さようなら。