水と緑のまち狛江の深刻な地下水汚染

<報告:3月議会一般質問より>

発がん性が疑われるフッ素化合物(PFAS※)が多摩地域の井戸を汚染市、浄水場に混入、水道水として供給されてきたことが明らかになりました

東京都が令和2年度から19地点で継続的に行っている地下水調査では、狛江市の2ヶ所の地点で測定した地下水が暫定指針値を超える値でした。狛江市内で飲料水として利用できる井戸は37ヶ所ですが、市は井戸の所有者に対して何の対応もしていません。

狛江市では2年前まで、水道水に地下水をブレンドしていました。私たちの命と直結する水の問題です。狛江市に対して、早急に調査を行い、井戸の所有者と市民に対する周知、希望者に血液検査を行うことを求めました。

PFAS:有機フッ素化合物。熱に強く、油や水を弾く性質で、フライパンやレインコートなどの原材料として便利に利用されてきた。しかし近年、PFASの一種である「PFOS」「PFOR」等が人体に有害であることがわかり、現在は国内での使用、製造が禁止されている。PFASは自然環境の中で極めて分解しにくく、体内に蓄積されると言われている。