東野川地域住民が交通弱者の思いを訴えた陳情が全員一致で採択

1月27日建設環境委員会で「小田急バスのダイヤ変更によって,買い物や通院が困難になっている交通弱者への対応策の検討を求める陳情」が全員一致で採択されました。質疑にあたって行われた陳情者による意見申述は、地域の現状を訴える思いのこもったものでした。
東野川地域の公共交通問題は、私も地域住民の皆さんと連携して取り組み、議会でも質疑を重ねて来た課題です。質疑を行った後、私1人討論で意見を述べました。この陳情は3月の本会議で報告、審議されます。
●何が問題?
東野川地域では2年前のバスのダイヤ改正によって、30分おきにあった喜多見駅行きのバスが9時過ぎから12時過ぎまで運行が1本も無いという状況になっています。近くにコンビニもスーパーも病院もない地域、困ったのは自転車や車に乗れない高齢者です。
住民の方々はこれまで、小田急バス本社や労働組合、狛江市に対して数々の要望を届けて来ましたが、何ら対策が取られていません。2年の間に地域では、高齢者の認知機能や運動機能の低下、ひきこもりや孤立化が深刻な問題となっています。今週開かれた人権尊重推進委員会においても、高齢者の移動の自由を奪う重大な問題だと議論されていました。
●公共交通問題は市の問題
狛江市内の公共交通に関しては、東野川地域だけでなく南部地域にも同様の課題があります。移動の自由は人が生きるための大切な権利。市として早急に対策を取る必要があると思います。