「馬と子どもたちの絆」シンポジウムに参加

本日、「ナナの家」主催のシンポジウムに参加し、子どもの育ちにとって本当に大切なものは何か、深く考えさせられる時間を過ごしました。
■ 20年の歩み〜「ポニー時間」が教えてくれること
障害のある子どもたちの育ちを支えてきた「ナナの家」のスタッフの皆さんと、吉川牧場の吉川さんによる20年の活動報告。 特に心に響いたのは、「馬との関わりは特別なことではなく、当たり前の日常。そして人間とポニーは対等な関係である」という視点です。登壇された関係者の皆さんが一様にこのことを口にされており、そのフラットな眼差しこそが、子どもたちの安心感や育ちの土台になっているのだと強く共感しました。
■ 子どものからだと心の「いま」を知る 基調講演は、日本体育大学の野井真吾先生。先月の調布小学校でのPTA研修会に続き、今回もデータに基づいた「子どものからだと心のクライシス」について、大変わかりやすくお話しいただきました。
◾️質疑応答では、「ケンカをする権利」について私が日頃から抱いてきた違和感を野井先生に投げかけさせていただきました。
「少子化や大人の『みんな仲良く』という指導の中で、子どもたちが感情をぶつけ合い、折り合いをつける『ケンカ』の機会を奪われてはいないか。いじめ防止の名のもとに、負の感情を出すことさえ窮屈になっているのではないか」これに対する野井先生の回答が、あまりに痛快で本質的でした。
▶︎「スポーツ」ではなく「遊び」が心を育てる
野井先生は、大人が子どもに「喧嘩はダメ」と言いながら戦争を許容するダブルスタンダードを指摘された上で、こう断言されました。
「子どもたちの心は『遊び』の中で育つ」あえて「スポーツ」という言葉を使わなかったのは、スポーツの目的が「勝利」であるのに対し、遊びの目的は「仲間といかに楽しく過ごすか」だから。 相手の欠員を「ラッキー」と思う心ではなく、足りなければ補い合ってでも「一緒に遊ぼう」とする心。どちらを育てたいかは明白です。
動物も、子どもも、大人だって、感情があり、腹が立つこともあります。そうした負の感情も含めて「対等」に認め合い、遊びや日常の中でぶつかり合いながら関係性を築いていく。そんな、子どもたちが本来の「生」を実感できる環境を守っていきたいと、改めて強く感じた一日でした。主催の皆さま、素晴らしい時間をありがとうございました!