9月議会「人権条例」

狛江市議会、台風のため私の一般質問が延期になりました。
狛江がつくろうとしている「人権条例」に取り組んでいます。

前市長によるセクシャルハラスメントの被害者を、孤立させ苦しめ続けた狛江市。
半年前、形だけの「狛江市職員のハラスメント防止条例」を提案したのは、
最後まで前市長を守ろうとした議員でした。
前市長によるセクシャルハラスメントを知りながら、「議会」で追求しないということは、
その議員はハラスメントの被害者を守るどころか、切り捨てたんだと、市民の目には映りました。

「セクシャルハラスメントがなぜ起きたのか」
「なぜ長年、誰も止めることができなかったのか」
「なぜ被害者の方々を孤立させてしまったのか」
「事実をしっかりと検証し、二度と被害者を生まないでほしい」
多くの市民の思いがありましたが、結局ハラスメントの検証はされず、
前市長を擁護した多数議員の手によって提案された条例は可決されました。

被害者の声を聞くことなく、市民への説明会もパブリックコメントなく作られた条例・・・
私は、この条例が、被害者を切り捨て、市民から最も遠いところで、セクハラ問題の
幕引きに使われたことが、残念でなりません。

(仮称)狛江市人権尊重基本条例の検討委員会では、
市民の「差別の禁止を盛り込んだ条例にして欲しい」
「被害者や当事者の声を聞き、被害者が守られ救済される条例をつくって欲しい」と
いう意見に対し、「被害が深刻になったら考えればいい・・・」と。 

被害者が出るまであればいいというお飾りの条例は要らない。
前市長のセクシャルハラスメント問題に辱められ、被害者を守れなかった狛江。
ハラスメント=差別に苦しんだ狛江だからこそつくれる最高の人権条例を、
市民と当事者と職員でいっしょに作りたい。