議員の学校スペシャル!2023夏

3日間の「議員の学校スペシャル!2023夏」が終了!4年振りの会場開催は忘れられないものになりました。会場70名以上、オンライン100名以上、北は北海道から南は沖縄まで大勢の方が参加してくださいました。
恒例の交流会には40名近い参加、旧交をあたためたり、新たな出会いも生まれました。
初日は、前長崎市長の田上富久さんのスペシャル講義でした。田上さんの平和への思いと、市民や職員、企業など、つながりの中で育まれた実績報告は地方自治の大切さを再認識。田上さんの前の市長が銃殺され、それ以前も市長の銃撃があった長崎市です。命をかけて平和事業を行ってこられたのだと込み上げるものがありました。平和を広島と長崎だけのものにしないためには、私たち一人ひとりが平和の主体者にならなくてはなりません。
2日目は、議員の学校で長年、日本一わかりやすい財政講座を続けてくださっている立命館大学教授の森裕之さんと、決算のツボを学びました。今回は新人の議員さんの参加が多かったので、地方自治体財政に必要な財政の仕組みをきっちりと押さえることを大事に講義をしてくださいました。自治体の財政運営に正解はありません。どんなまちを作りたいのか、そのための財政であること、議会には大きな責任が課せられていることなど… 20年以上前、財政の勉強会に関わり始めた頃の思いが甦り、初心を大事にしたいと思いました。
3日目は多摩住民自治研究所の理事であり、議員の学校の学校長、池上洋通さんによる地方自治講座。地方自治とは何か、なぜ大事であるかを真っ向から問われる講座でした。明治時代につくられた大日本帝国憲法、フランスの人権宣言、アメリカの独立宣言、国際条約などを比較しながら、歴史と共に多角的に学ぶ池上さんの講座は、地方自治こそが平和の要であること、議会には大きな権限と責任があることを再確認させられます。
「議員の学校」は次回10月で50回を迎えます。企画実行委員として関わらせていただいて5年目、多くの学びを頂きながら自分の未熟さを突きつけられる大切な機会です。4年振りにリアルにやり取りのできた議員の学校、自由に学び合い議論することのできるこの場をこれこらも大事にしていきたいと、強く誓う夏になりました。