2001年から始まった米国によるアフガニスタン空爆。
翌年、生まれてくる我が子を思い、綴った、砂入りえさんの詩。
6月は私を母にしてくれた娘の誕生月。
握りしめたその小さな手にも、生命を抱き上げるその手の中にも、戦争は要らない。
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生まれたばかりの生命を抱き上げる
その手の中に愛はある
同じ空を見上げ人は
今日も明日も生きてゆくのに
憎しみ合い傷つけ合い
生命さえも引き換えに
何を手に入れると言うのだろうか
戦争は要らないその手の中に
・・・
たとえそれがどんな国の
空の下であったとしても
戻らない人の名前を
呼ぶその声は同じ
私にできることは今歌うこと
戦争は要らない、その手の中に
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葉子と、その手の中の草次郎（2004.10.01)