午前中、大雪警報が発表された狛江市。
激しく雪が舞う中、大勢の方が一歩一歩踏みしめるようにして投票所へ向かわれていました。冷え込む体育館で、新年度予算の準備や物価高騰対策に追われながらも、黙々と職責を果たす職員や選挙管理委員会の皆さんの姿には、本当に頭が下がります。
しかし同時に、私の心は暗澹たる気持ちでいっぱいでした。
今、日本海側や北国では、死者が50人を超える凄まじい雪害に見舞われています。行きたくても投票に行けない方々がいる。そんな非常事態にあって、国は災害対策本部すら立ち上げず、任期を大幅に残したまま「自身の信任」を優先して解散を強行しました。
今回の選挙に投じられる国税は約855億円。
もしこの巨額の予算が今雪に埋もれている被災地への救援や、明日の暮らしに困窮する方々への支援に使われていたなら、どれほど多くの命と生活が救われたでしょう。
投票の後は「こまえみらいテラス」で、子どもの権利についての情報交換会に参加しました。
「権利」とは何か。そして「権力」とは、他者の権利を自由にできてしまう力のこと。私たち大人はいつでも権力側に立ちうるのだと、改めて確認し合いました。
今回の選挙は、雪に阻まれた人々の「参政権」や「生存権」を置き去りにしていないか。
降りしきる雪が、この国の民主主義のあり方を厳しく問いかけているような朝でした。
帰り道、狛江駅前の小さな雪だるまが道ゆく人を笑顔にしていました。
その笑顔がどうか被災地へ、そして未来の子どもたちへとつながる政治の姿であってほしいと願わずにはいられません。
