2025/08/15館山の丘の上にある「かにた婦人の村」を訪問、アジア、太平洋戦争中に日本軍兵士の性の相手をさせられ、犠牲になったアジアの女性たちを悼む「鎮魂祭」に参加しました。
かにた婦人の村にある従軍慰安婦の鎮魂碑は入所者の一人であった白田鈴子さんと村の創設者である深津文雄牧師の強い願いから40年前に建立されました。石碑には「噫(ああ)従軍慰安婦」と刻まれています。白田鈴子さんは日本人として初めて従軍慰安婦の体験を告白した方。かにた婦人の村が女性たちの人生に寄り添ってきた歴史を象徴しているように思いました。
鎮魂碑からほど近いところに、入所者の皆さんの手によって建てられた礼拝堂があります。礼拝堂には美しいステンドグラスと可愛らしいパイプオルガンがあり、どうぞ弾いてくださいと勧められたので、私はたどたどしくバッハとクーラントを奏でてみました。このパイプオルガンは深津牧師が1982年に世界的なオルガン建造家の辻宏氏に依頼して作られたもので、イタリアの古いオルガンを忠実に再現したものだそうです。
地下は納骨堂になっていて、深津牧師、白田さん、入所者の皆さんが安らかに眠っていらっしゃいます。
海風が優しく吹いてくる丘の上、アリランの調べに包まれて、私たちは鎮魂碑の前に立ちました。そして、戦争が引き起こす女性への暴力、性的な搾取を受けた女性たちの苦しみと悲しみを心に刻むとともに、戦争状況でない日常の中でも女性の性は踏みにじられ、侵害されている状況を何としてでも変えていくのだと誓いました。
女性支援法を活かす会では、8月の鎮魂祭に合わせて女性自立支援施設「かにた婦人の村」を視察し、温泉に泊まって4月に開催したシンポジウムの慰労会をしましょうと今回のツアーを企画したのですが、責任者の遠藤良子さんが体調不良で参加できず残念でした

