ハラスメントが残した課題〜前狛江市長のセクハラ問題から考える

3年前、私は「小さな声が大事にされるまちに変えていきたい」と、狛江市の市長選挙に立候補しました。たくさんの応援をいただきましたが、残念ながら皆さんのご期待にお応えすることができませんでした。その後、前狛江市長の数々のハラスメントの問題が明らかになりました。

昨年、議会で6人の女性議員(共産党の西村議員・田中議員・宮坂議員、社民党の市原議員、民進党の太田議員、生活者ネットの山本議員)は被害者の立場に立ち、事実の解明と前市長の責任を追求しました。しかし、生活者ネットの吉野議員、無所属の辻村議員・山田議員・三宅議員は明政クラブ、公明党の議員と共に被害者の訴えに耳を傾けることなく、前市長擁護の立場を取りました。

私たちは6人の女性議員といっしょに署名運動や集会を開きました。また、市民の立場で「差別のないまち」に変えていこうと世田谷区の保坂展人区長や社会学者の上野千鶴子さんとの連続学習会を開催し、「セクハラをしない、させない狛江市をつくる」宣言文を前市長に提出しました。

ハラスメントは当事者だけの問題ではありません。周囲のあり方がハラスメントを深刻なものにし、さらに被害者を追い詰めていくことになります。

昨年、市民の立場から見た狛江市のハラスメント問題を「ハラスメントが残した課題〜前狛江市長のセクハラ問題から考える」と題して、多摩住民自治研究所の「緑の風」に寄稿しました。少し長いですが、読んでいただけたらと思います。

ハラスメントが残した課題201810.pdf