はじっこ格差と若者たちの居場所

東野川、狛江ハイタウンに戻ってくると、数人の若者たちが集まっておしゃべりをしていました。「少しだけ、ここで話させてね」とお願いして、地域での「居場所」づくりの話を始めると、若者たちはそばに来てずっとスピーチを聞いてくれました。
 
後で色々な話をすることができました。ちょうど選挙ポスター掲示板の前だったので、政治や議会、候補者についてのエピソーなど。そして、私に対してもなぜ立候補しようと思ったのか、なぜ地域活動をしているのかなど、色々な質問がありました。世代を超えた交流はとても楽しかったです。
 
ただ、とても静かな住宅街。「こうして集まっておしゃべりしていると、苦情が来たり、警察に通報されたりする・・・」と、悲しそうな若者たちでした。
日頃、平井里美は「あなたの不満、はじっこ地域の不便を諦めないで。いっしょに考え、改善していきましょう」と訴えていますが、まさに、若者たちは「当たり前におしゃべりできる居場所」を求めていることを痛感しました。
 
ここが狛江駅前だったら、市民センター(公民館・図書館)や、商業ビル、駅前広場など、若者たちが数人集まっておしゃべりできる場所が思い浮かびます。しかし、ここは「狛江のはじっこ」。集まれる公共施設も、商業施設もありません。「はじっこの地域格差」のために、若者たちから居場所を奪っていることを、大人としてとても申し訳なく思いました。いっしょに考え、「はじっこの不便」変えていきたいとの思いを強くしています。