全国地方議会サミット(2日間)に参加しました

「チーム議会が地域をより良くする」全国地方議会サミットが東京ビッグサイトで開かれました。

1日目、元総務大臣の片山善博氏から厳しい指摘をたくさん頂きました。
議会の役割は議案や条例を決めることだが、決めたことに議会は責任を持っているか。時代に合わなくなっている古い条例の棚卸しをしているか。例規集の管理を議会事務局でしているか…などなど。
新米議員の私は学ぶことばかりです。

条例の決定機関は議会であり、行政の担当部署は条例の執行機関です。その基本に立つと、住民から法律に関する問合せがあった場合は、議会事務局が責任を持って答えなくてはならないということになります。
そのためには議会事務局における法曹専門職の必要性と、条例の難解用語を市民が理解できる文言にするなど、提案者に要求していくことも議会の大切な役割です。
誰のための行政、誰のための議会かを考えると当たり前のことだと思いました。

2日目に行われた、首長、市民、国会議員他、それぞれの視点ごとのパネルディスカッションはとても興味深かったです。
一番共感したのは市民の皆さんの声。高校生議会の経験から、可児市の大学生の田代裕斗さんは「いい地域をつくるためには、いい市民を育てるのが議会の役割」。
一方、学びの場が大事、結果ではなくプロセスをと訴える牧之原市の市民ファシリテーター原口佐知子さんは「いい議員を育てる市民に!」と。ワクワクする話でした。

写真は衆議院議員のみなさんのパネルディスカッション。
ニセコのまちづくり基本条例に関わった逢坂誠二議員のお話はまさに地方自治。外で作った計画は意味がない。常に自分たちのまちに何が必要かを考え議会と共有しておくことで、国から何が来ても慌てないで済むと。

石破茂議員も、そのまちで一番いい政策はそれぞれの地域で考えるほかないと、現政権をちゃんと批判されていました。そして「やりっぱなしの行政、頼りっぱなしの民間、無関心の市民」を許さない。それができるのが住民から委任された議会だと。

マニフェスト大賞第14回 8月31日まで募集中です。
manifestoawards.com