2023年度狛江市の予算案

2023年度狛江市の予算案は財政的に余裕が出て来た狛江市が花火大会やほこみちなど、にぎわいのあるまちづくりに力を入れていることが分かるものでした。
第3子以降の給食費無償化や居場所事業、公共施設の再生可能エネルギー化、長野県茅野市とのカーボンオフセットの協定締結など、評価できる施策もあります。しかし、広がる格差、コロナによるダメージに追い討ちをかけた物価高騰、支援の狭間にいる人々への支援や格差是正のための政策は十分とは言えない予算案だと判断しました。
以下を理由に、2023年度予算案に反対しました。
*交通不便地域の問題が深刻化する中、グリーンスローモビリティの実証実験に予算がついたので期待したのですが、中身は観光とレジャーを想定した実験でした。
*4市が連携し狛江市が幹事市を務める「マッチングプロジェクト」は各市で婚活パーティーを行うもの。性の多様性を保証する人権条例を持つ狛江市が、少子化対策として取り組むことには賛成できません。
*条例に則らず進める新図書館建設、営利を目的とした事業者との協働を市民協働と定義するなど、条例軽視の予算案に思えます。
*地下水のPFAS(フッ素化合物)汚染は喫緊の課題です。市として市内37ヶ所の飲用井戸の調査・周知を早急に実施すべきです。