入管法は廃案!

国会正門前の審議入り!入管法改悪反対アクション 緊急スタンディング&リレートーク
4月13日(木)入管法改悪法案が審議入りしました。2年前、名古屋入管に収容中のスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが死亡させられた事に対する市民の反対で、政府与党が成立を断念した法案とほぼ変わらない法案です。現在の入管法でも多くの難民申請者が犠牲になっています。
今週東京新聞で紹介されたクルド人の中学2年生女子(13)は埼玉県内の古いアパートで両親、3人の妹や弟と暮らしています。両親は難民申請仮放免中、国は強制送還できない外国人を仮放免しながら、働くことも生活保護受給も認めていません。健康保険証がないので子どもたちは医療にかかることが出来ず、埼玉県から出ることも禁じられています。
「私は日本で育ち、弟妹は日本で生まれた。みんなと同じ人間なのになぜ何の権利もないのですか。私たちに死んでほしいのでしょうか」彼女の言葉は、私たちの社会に突きつけられた問いです。
置き去りになっている、日本で生まれ育ちながら在留資格がなく「仮放免」という立場に置かれた外国人の子どもたちの過酷な実態。更に、入管法が改悪されれば、こうした子どもたちが学校や友だちから引き剥がされ、言葉もわからない見知らぬ国へ送還されることになります。送還された親たちは政府から拷問や死刑を受ける可能性もあります。
尊厳ある人として生存する権利を保障する憲法も、何人(なんびと)も品位を傷つける取り扱いを受けないとする国連自由権規約も、子どもの権利条約も、全ての人、子どもたちの人権を守るためにあります。
外国人の問題ではなく、これは私たちの問題。弱い立場の人が暮らしやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会。差別と排除のために入管法を改悪するような国は、全ての弱き人々の人権も守らない。
国会前での訴え、この声が政府に届くよう、この1ヶ月が勝負と言われています。