元国立市長 上原公子さんと考える

元国立市長の上原公子さんより、市民として・議員として・首長として地方自治を目指してこられたお話を伺い、今私たち一人ひとりに何ができるのかを考え合いました。

上原さんは憲法で最も大切な「基本的人権=あなたはあなたらしく、私は私らしく生きる」ことを常に大事にして仕事をされて来たそうです。そして「国立市・景観訴訟」〜市民のために市長としてした行為を違法として個人の責任にしてしまう、まるでいじめや見せしめのような裁判を長い間闘って来られました。

「一人ひとりが大事にされるまちを実現するために、議員や首長は障害になっているもの、ものを言えない人の気持ちに寄り添い見極め、利益代表者になるのではなく100年先の森を見て今一本の木を植えることをしなくてはならない」
「“民主主義”って危ない。いくら勉強してもだめ。自分の暮らしの中で実現して初めて“民主主義社会”」
「私は困難をエサにして生きているから明るいの」

ご自身の体験から発せられる上原さんの言葉にはとても重みがあります。
住民のためにあるはずの「自治体・首長・議員のあり方」「住民自治とは一体何なのか」私たち一人ひとりが問われている問題です。